ThinkLink 実践ガイド / 可視化と運用
ThinkLink のダッシュボード設計:場所とデータを整理してから画面を作る
現場の確認作業から場所と項目を整理し、簡易・高度なダッシュボードを選び、更新時刻、単位、異常状態を検証します。
利用者が何を判断するかを決めてからデータとグラフを選びます。初版では重要な機器、明確な単位、更新時刻を優先します。複数機器の集計には計算範囲の定義が必要で、同じ画面に並べるだけでは集約になりません。
一画面の確認作業を明確にする
当番担当者は異常の場所と現地対応の要否を、技術者はデータの出所と更新継続を知りたいと考えます。役割に応じて重点を変えます。全センサーと全履歴を詰め込むと重要な情報が埋もれます。
漏水した部屋はどこか、更新が止まった電力計はどれか、温度異常は何分続いたかなど、三つの問いを書きます。問いごとにデータ源と次の行動を決め、状態カード、一覧、トレンドを選びます。
機器カードの前に場所の文脈を作る
位置管理で現場空間を整理し、ダッシュボードでは機器、物モデル、項目を選択できます。場所名、機器名、単位を統一し、値がどの区域のものか分かるようにします。
建物、階、部屋の構成を決めてからセンサーを配置します。複数区域に関係する機器は所属の規則を説明します。物理的な場所、管理責任、統計区分は同じとは限らず、一つの名前に三つの意味を持たせないようにします。
簡易画面で検証してから高度な設計機能を判断する
資料では簡易と高度なダッシュボードを区別しています。簡易版は機器と項目をカード化でき、初期のリアルタイム確認に適しています。高度な版は別途設置する任意コンポーネントです。実際の導入状態と版を確認して機能の利用可否を判断します。
初回受け入れでは見栄えよりデータを確認します。機器の関連付け、単位、保存後の再表示を確かめてから列数、寸法、色を調整します。プレビュー、全画面表示、保存は別操作です。

数値と信頼できる状態を同時に示す
最後の正常値を表示し続けるカードは送信停止を隠すことがあります。更新時刻を示し、欠測、オフライン、解析異常、実際のゼロを区別します。表示機能が足りない場合は、データと画面の処理を補ってから監視に使います。
積算水量は当日使用量とは異なり、異なる単位はそのまま加算できません。機器交換、カウンター初期化、欠測も推移へ影響します。対象範囲、時間窓、欠測処理を決めてから複数機器の集計を検証します。
| 要素 | 確認する問い |
|---|---|
| 出所 | どの機器、モデル、項目か。 |
| 単位 | 瞬時値、積算値、期間集計のどれか。 |
| 時刻 | いつ更新され、まだ有効な値か。 |
| 異常 | 欠測とゼロを区別しているか。 |
日常業務の流れで受け入れる
実際の利用者に区域を探し、異常機器を見つけ、履歴を開いてもらいます。項目の意味、更新時刻、次の連絡先が分かるかを観察します。見た目だけの確認では見えない不足を発見できます。
RPC ボタンは権限と機器の応答を別途確認します。公開共有では実際のコンポーネントの公開範囲を確認し、制限情報を含めません。表示と制御、内部利用と公開を明確に分けます。
よくある質問
複数機器を同じ画面へ置けばアセット集約になりますか?
いいえ。並べるのはレイアウトです。集約にはデータ関係、集計基準、計算処理の定義とサンプル検証が必要です。
高度なダッシュボードは標準で設置済みですか?
必ずしもそうではありません。独立した任意コンポーネントとして説明されているため、対象環境の導入状態と版を確認します。
参考資料と関連情報
以下の公式資料に基づいて作成しています。図は方法の説明用です。正確なメニュー、項目、機能は対象バージョンの資料をご確認ください。リンク先は中国語です。